桜が満開だ。マスクをして浅草寺に行ってみた。2か月前は外国人であふれていたけど、この日は日本人のキモノ女子であふれていた。境内にいる人の8割は若い女性だ。満開の桜の下で自撮りのための順番待ちをしている。艶やかな着物の色合いと桜のピンクが重なって、境内はいつもの何倍も華やいでいる。
その日の晩、小池都知事が緊急会見、都市封鎖の可能性に言及。会見の翌日だもの、今日はキモノ女子はいないよねと、確認しに行ったら、いるわいるわ。しかも、キモノ女子たちは、桜をめでるだけでなく、浅草メンチの店の前に行列を作り、大口を開けて美味しそうにメンチを食していた。帰りにスーパーに寄ると、レジに人がすごい並んでいて、10分以上待たされた。外に出たら、店内に人が溢れたため、締め出された客がずらりと並んでいる。中高年が多く、待っている間、暇だからおしゃべりしている。 人と人の距離は近い。
カリフォルニアに住む友人がメールをくれて、アメリカでは並ぶときに1.8メートルのソーシャルディスタンスが決まっているという。危機感ゼロの若者も、パニック買いに走り過剰な買い物をする大人も列を作る。寺田寅彦の「正しく恐れろ」というのは、「正しく恐れるのは難しい」という意味だとTVで言ってたけど、キモノ女子も、スーパーに並ぶ中高年も、このTVは見てないよね。この一見のどかで平和な風景を、何の違和感もなく眺められる日が一日も早く気てほしい。(悦代)
深川 和郎 (日曜日, 05 4月 2020 10:45)
本当に考え方様々ですが、待てば必ず時間が解決してくれることを信じるしかありません。
Kyoko (金曜日, 03 4月 2020 17:09)
一週間前には、このぐらいは大丈夫かなと思っていたことが、今は自粛、自粛と行動の基準が自分の中で厳しくなってきています。この晴れ着姿の女の子たちも、今だと躊躇しちゃうかも。東京の感染者数の棒グラフ、いつになったら下向きになるんでしょう？
mariko (金曜日, 03 4月 2020 09:31)
確かに考え方は人それぞれかもしれない。でもそうあっていいのは平時のことであって、今は非常時。みんなが自分のためだけじゃなく、他人のためにも医療や治安を守るためにも、行動は律するべきです。
飲食店や観光業界は複雑だとは思いますが、みんなが協力すれば今のこの事態の終息も早まると思うので。
それにしても、この国の上のポジションにいる人たち。彼らに緊迫感がないから国民もユルくなる。布マスクを一世帯2枚配ればみんなが安心する？？？ どっかの官僚が吹き込んだって今朝のモーニングショーで見たけど、 本当だったらその官僚も、それを真に受けるボンボンのオツムの中身もかなりヤバイです。どれだけ一般世間が見えてないんだ？？？
エミ＠カリフォルニア (木曜日, 02 4月 2020 02:18)
外出規制が伸びて不安とストレスな生活が続いているけれど、それ以上に、
医療関係、ポリス、消防士、スーパー、交通機関などのライフラインで働く方々に感謝です。
危機管理、健康維持、夫々の考え方があると思いますが、死亡数がただの数字になって
頭の中を通り過ぎないよう、しなかったことへの後悔の日々がないよう・・自分ができることを続けます。
I hope everyone is staying safe and healthy amidst the trying times
Hisako (金曜日, 27 3月 2020 21:43)
春爛漫。卒業式の女子と桜が美しい。素敵な写真をありがとう。
でも今の状況が背景にあると、このキモノ女子たちの楽し気な姿を捉えた写真は複雑なものも含んで面白い。
とはいえ、昔は桜といえば入学式だったのにね…。